難聴
耳が聞こえない、聞こえにくいときはご相談ください。 加齢、コンサートなどの大きな音量、気圧の変化、中耳炎などの病気など難聴の原因はさまざまです。早期に治療を開始すれば回復する場合もあります。異変を感じたら早めに受診するようにしましょう。
突発性難聴について
急に片方の耳が聞こえなくなる病気です。 全く聞こえなくなってしまう場合もあれば、何となく耳のつまった感じがするといった比較的症状の軽い場合もあります。耳が聞こえなくなる他に、周りがぐるぐるまわるようなめまいや耳鳴りといった症状が出ることもあります。
異変を感じたら早めに受診しましょう
1週間以内に治療を開始すれば治る確率が高いですが、治療開始が遅れた場合や難聴の程度が重い場合は聴力が回復しないこともあります。
子どもの難聴について
子どもは自分から症状を訴えることが少ないので難聴になっていてもなかなか気づかないことがあります。「テレビのボリュームが大きい」「近くでテレビを見ようとする」「呼んでも反応がない」「聞き返すことが多い」などの行動が見られる場合は難聴の可能性があります。
補聴器外来
「聞き返すことが増えた」「聞き間違いが多い」「テレビの音が大きいと言われる」 など日常生活に影響がでてきたら、補聴器の使用を考えるタイミングです。
聴覚の低下は脳の機能の低下にもつながり、認知症の原因になることもあります。
*院長は厚生労働省主催の研修を修了した補聴器適合判定医師です。
当クリニックでは補聴器適合検査に対応しています 。
補聴器外来の流れ
1診察・聴力検査
鼓膜の状態の確認、どれくらい音が聞こえているのか、どれくらい言葉としての聞き取りができているのか、診察と検査をして補聴器が必要かどうかを判断します。
2補聴器の試聴・貸出
補聴器にも様々な種類があります。どのような補聴器が適しているかお好みと聞こえの程度にあわせて相談のうえ補聴器を試聴してもらいます。また貸出しもできますので、ご自宅でもお試しいただけます。
3補聴器の作成・調整
補聴器適合検査を行い、補聴器の効果を判断し、より快適に使えるようにフィッティング(患者さん一人ひとりに合わせた調整)を行っていきます。聞こえの状態とライフスタイルに合った補聴器を選び、日常生活でお試しいただきます。実際の聞こえ方を確認してご自分に合った補聴器を購入してください。
4アフターケア(定期受診)
実際に日常生活で補聴器をつかっていくと、これまで気づかなかった音が気になったり、長時間の装着に違和感がでてくることがあります。補聴器の能力を最大限活用し、できるだけ快適に補聴器を使えるように調整していきます。
補聴器について
補聴器を装着すれば以前と同じように聞こえるようになるかというと、必ずしもそうではありません。しかし、今まで聞こえなかった音が聞こえることで、認知症の予防につながり、スムーズにコミュニケーションが取れるなど日常生活をより快適なものにすることが可能です。
補聴器は医療費控除適応です
2018年度より補聴器の購入費用が医療費控除適応になりました。 医療費控除を受けるには、補聴器を購入する前に補聴器相談医の診察を受け、診療情報提供書を受け取る必要があります。当院で対応可能ですので購入をお考えの方はご相談ください
医療費控除を受けるには
- 受診して「補聴器適合に関する診療情報提供書」を受け取る
- 補聴器購入時に販売店にその書類を提出
- 販売店から提出した書類の写しと補聴器の領収書を受け取る
- 確定申告時に申請